内部統制とは何のためにあるのか? エンロン事件から学ぶJ-SOXの考え方
企業の不祥事が報道されるたびに、「内部統制が機能していなかった」という言葉を耳にすることがあります。しかし、内部統制とは一体何なのでしょうか。また、内部統制を整備すれば不正はすべて防げるのでしょうか。今回は、内部統制の目的や限界、そして日本企業で重要となるJ-SOXについて分かりやすく解説します。
信頼は、「理解すること」から始まる ~駐在員と現地社員が共に成長する組織へ~
前回のニュースレターでは、「現地社員を信頼し、その力を活かすことが米国子会社の成長につながる」というお話をしました。
今回は、その続きとして、少し視点を変えてお伝えしたいと思います。
米国ミドルマーケットM&Aで今起きていること:大規模な事業承継の波
米国では今、大きな世代交代が進んでいます。今後10年で、過去に例を見ない数の事業オーナーが引退を迎えると見込まれています。一方で、その多くは明確な事業承継プランを持っていません。
M&Aにおける運転資本(Working Capital)の重要性
M&A(企業買収・売却)の話になると、多くの人がまず注目するのは「買収価格」です。例えば、売主が「会社の価値は2,000万ドルです」と説明を受ければ、「M&Aの成立時 (クロージング時) に2,000万ドルを受け取れる」と考えるのが自然かもしれません。
日本本社と米国現地法人をつなぐ架け橋として
日系企業の米国子会社にとって、課題は会計・税務・レポーティング・コンプライアンスだけではありません。実際には、それ以上に大きな課題となるのが「コミュニケーション」です。
「アテンションリセッション」(注意力の後退):マネジメントが「集中」と「伝え方」を見直すべき理由
最近行われたカリフォルニア州トーランス商工会議所(Torrance Chamber of Commerce)のパネルディスカッションで、特に印象的だったテーマのひとつが、「子どもたちの iPhone や iPad といったデジタル機器の使い方」に対する不安でした。
「短サイクル型」(Short cycle)人材マネジメント:種まきから成長加速まで
昔の働き方は、どちらかというと「農家」に近いものでした。一つの会社に長くとどまり種をまき、人間関係を育て、時間をかけてじっくり学び、何年もかけて成果を「収穫」する、というイメージです。忠誠心や忍耐、長期的なコミットメントは、雇用関係の前提として当然視されていました。
近年のビジネス環境における変革管理(Change Management)
「コロナ以降、多くの中小企業では、会社全体で変化を起こすスピードが遅くなっている」――カリフォルニア州のトーランス商工会議所(Torrance Chamber of Commerce)での最近のディスカッションにて改めて実感しました。これは無理もありません。
不確実な経済環境で、日系米国子会社が一歩先を行くためにできること
日系企業の米国ビジネスを取り巻く環境は、確実に厳しさを増しています。コストは上昇し、人件費は高止まり。保険料、輸送費、家賃、光熱費、専門家報酬、コンプライアンス対応コストなど、あらゆる費用がじわじわと増えています。
米国コスト上昇と景気不透明感の中で、 日系米国子会社が押さえておきたいポイント
アメリカは今も日系企業にとって最重要マーケットの一つです。すでに多くの日系企業が、現地子会社、支店、営業所、工場、物流会社、サービス会社、M&Aのプラットフォームなど、さまざまな形で米国ビジネスを展開しています。